時間が足りないときは人に「任せる」ことも大切「任せる」という選択肢もときには必要です。
上手にマネジメントする人は
自分で時間を使う場合は「能率」を考え、人に任せる場合は、「効果」を考えます。目標達成には、他の人に任せるという「デレゲーション」(委任、委託)といいます。
子供に皿洗いをしてもらう。部下に仕事を手伝ってもらう。人に任せることで、自分のエネルギーや時間を他の活動に注ぐことができます。
しかし意外と嫌がる、面倒くさいと思う人も多いのです。
準備が面倒、ちゃんとできるか気になる、結果が良くない、質問されることが多い...
でも上手にやればそんなことはないんです。
手段や手順を指定して相手を管理しようとするから面倒になるんです。あれをやれ、これをやれ、できたら知らせろ、と細々指示しては相手も疲れるし「結局、任されていない」と感じてやる気もおきないのです。
デレゲーションをうまくやるには目標達成のための手段の選択は相手に任せ、結果の責任を問うようにすればいいのです。ですから出すべき結果についてはよく話し合い、十分理解し合うこと。
望む結果を文章で明確に伝えること、守るべきルールや利用できる資源があるならそれも伝えること。
ルールはあいての選択を狭めるものなので出来るだけ緩くします。そして結果を評価する基準や報酬を設定します。
①どんな結果を望んでいるか。 花に水を与え、枯れないようにして欲しい。
②ガイドラインやルール 日なたの花には多めに、日陰の花には少なめに与える。
③活用できる資源や金額、技術など 庭のすみにある水道と、ホース、バケツ、ジョウロどれを使っても良い。
④評価の基準と評価する人、期限 2日おきに花が元気かどうか私とあなたでチェックしよう。
⑤結果による賞罰、報酬など 花が半月後も元気だったらおこづかいをアップしよう。
自分で時間を使う場合は「能率=方法」を人に任せる場合は「効果=結果」を考えるのが良いマネジメントでうs。
デレゲーションがスムーズに出来るようになるには時間がかかります。
しかし、人を信頼し、時間と忍耐を使うことは、自分のマネジメント力の向上に結びつきます。それが、最終的に自分の第2の領域の時間を増やすことにつながります。
「デレゲーションは人や組織の成長を促す最も強力な方法のひとつである」 スティーブン・R・コヴィー
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